ネルソンさん 人を殺しましたか？

元　アメリカ海兵隊員　アレン・ネルソンのメーッセージを
フリースクールをなさっている方から　冊子を買って
読みました。
「そのとき　赤ん坊が私の手のなかに」
　（みんな　聞いてくれ　これが　軍隊だ！）

彼は　ベトナムへ兵士として　従軍しました。
そこで　たくさんのベトナム人を殺し、また　たくさんのアメリカ兵が
死んでいくのも見てきました。

ネルソンさんの家庭は貧しく、　いつも父母は　けんかしていました。
それで軍隊に入ることを決めました。　お母さんは泣き崩れて反対をしました。

軍の募集には　かっこいいことががたくさん書いてあります。

でも　人を殺す練習です。　軍隊では　考えてはいけない。上官の命令に従うだけです。

ベトナムに送られ　たくさんのベトナム兵、女性、子供も軍の命令で　殺したそうです。
最初にひとを殺したとき　とっても　やりきれなかったそうですが、上官は
「最初は　誰でも　そんな気持ちになるが　すぐに　慣れるさ」とのこと。

(もう　人間としての感覚、良心が麻痺してしまうのですね。平気になってしまうのですね。）


実際の　戦場では　映画のようにかっこよくありません。
音楽もありません。悪臭の死体をかぞえたり運んだりもします。
戦争にルールなんかありません。
たくさん人を殺したら　位が上がり　勲章が増えるそうです。

ジャングルの　どこに　ベトナム人が隠れているかを　探しているとき　
塹壕の中で　ベトナム人女性の
出産の現場に出会いました。　赤ん坊が　彼の手の中に生れ落ちたそうです。
そして　すぐに　女性は　自分の歯で　へその緒を噛み切り服に赤ちゃんをくるんで
逃げて行ったそうです。この遭遇で　命の大切さ　人を思う気持ちに目覚めた。

敵は人間と思うな　「目の釣りあがった　野蛮人」と訓練されています。
アメリカに帰りましたが　ベトナム戦争の後遺症で　精神病になっていました。
姉や妹は　帰ったことを喜んでくれましたが　
お母さんは　「お前は　うちの家族でない！！」と。

ホームレスになって　路上生活をしているときに、　高校の同級生の女性で、大学をでて
小学校の先生になっていて、ベトナム戦争の話を子供たちに聞かせてやってほしいと頼まれました。

大人だったら　質問しないようなことを、子供は質問をします。
「ネルソンさん　人をころしたの？」
胸がつまって　しまいましたが　やっとの思いで、目をつむって　「イエス」と。
すると　子供たちは　逃げ出すどころか　驚くことに　駆け寄ってきて　一人一人が
が抱きしめてくれたそうです。　子供たちも　先生も一緒に　泣いてくれたそうです。

子供たち　特に　１０歳　１１歳　１２歳ぐらいの子供たちには　戦争の本当のことを
体験談を　知りたがっていますし　話すべきですね。

PTSDを何とか直し　子供たちに　「戦争の真実を語りたい」と
決意しましたが、　　なかなか　大変なこと。

優れた　精神科医のもとで　ようやく　戦争の「語り部」となり　アメリカ　日本の各地で
話されています。

今も　アメリカでは　射撃訓練、沖縄では　殺人訓練をしています。
恐ろしい環境で　沖縄の方は生活しています。
「暴力」が兵士とともに歩き、走り　飛んでいます。

日本には　たくさんの　米軍基地があって、アメリカは　日本をアメリカの　州ぐらいにしか思っていません。
ブッシュの言いなりになっていると。

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私は　３ヶ月ほど前、　グァム島から日本へ来ておられる方に　お話を聞いたことがあります。
グァムでは　たくさんの村が　基地になり　自然が壊され　牛もいなくなってしまったと。
そして　グァムの人には　アメリカの選挙権もないとおっしゃっていました。
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ネルソンさんも　沖縄に　基地がなくなれば　観光地にもなり　もっとよい企業誘致もできると　
おっしゃています。
アメリカの　CNN放送も　ネルソンさんの講演を知っています。しかし　政府にとって
都合の悪いニュースは流さないようです。
沖縄の悲劇もほとんど　流されないようです。

地球上のすべての国に「９条」がほしい。
改憲は　世界から「希望の光」を奪う

北朝鮮のテポドン発射はブッシュの命令だと。
驚異を煽って　改憲させ　戦争の出来る国にして
アメリカ政府は　軍需増強で儲けようとしているらしい。ということです。

私は　もっと関心をもたないといけないと思いました。
無知は怖いです。

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写真は　ぶどうジュースのシャーベットです。